|
『BEAT out!』(ビート アウト!)は日本のロックバンド、GLAYのメジャー2作目のオリジナル・アルバム。 1996年2月7日にポリドールよりリリースされた。 2001年2月7日にエクスタシーレコードより、2003年3月5日に東芝EMIより再リリースされている。 == 解説 == 本来は1995年11月にリリースする予定だったが、スタッフから「アルバムを出す前にもう一枚シングルを出してほしい」という声がかかり、2ヶ月半も延期してのリリースとなった〔 ※「1995年11月8日 7thシングル『生きてく強さ』発売(EPSODE)」の項を参照〕。そしてリリースしたシングルが、ブレイクの転機となった「グロリアス」である。 1995年の本作制作時は、レコーディングが1回か2回ほど中断したこともあり、途中で完成しないかもしれないと思ったこともあり、また、アルバムをどうやって世に出すかについても、スタッフと色々意見がぶつかり合っていた。しかし、「グロリアス」の制作に入った段階で、ようやく出口が見えたとTAKUROが語っている〔 ※「1996年2月7日 2ndアルバム『BEAT out!』発売」の項を参照〕。そのため、TAKUROは本作に関しては、「グロリアス」の制作に入るまでは、自分にとって傷口からダラダラ血を流しているようなアルバムだったが、「グロリアス」のおかげで、全てが前に加速し出したのを感じたことを当時のインタビューで語っている〔。 今作からサポートドラマーとして、永井利光が参加しており、「Yes, Summerdays」、「月に祈る」以外は全て永井がドラムを担当。以降GLAYのサポートドラマーとして欠かせない存在となっていくことになる。TERUは当時のインタビューで、「前回はドラムにしても、レコーディングに来てもらって、そこで初めてアレンジしてある楽曲を叩いてもらうという感じでしたから。今回はライブツアーを一緒にまわった永井さんとアレンジして、その勢いのままレコーディングすることができたし。そこがやっぱり最大の違いですね」と永井が加わったことにより、前作以上にレコーディングに大きな手応えを感じたことを語っている〔。 タイトルに関しては、TAKUROが“BEAT”と言う単語を使いたいと考えており、ある時“BEAT out”と言う言葉が閃き、実際辞書で引いて見たら、本当にその熟語があってとてもいい意味だったため、タイトルに決定した〔。また、当時TAKUROは、本作までを3部作と考えており、「灰とダイヤモンド」、「SPEED POP」が来て「BEAT out!」と言う流れは、自分の中で一つの時期が終わって、また新しい展開に突入する見たいな気持ちがあり、メンバーそれぞれの個性も、本作を制作したことによって見えてきた部分もあり、そう言う意味でも一区切りだったと語っている〔。 8thシングル「グロリアス」の初のトップ10入りなど、人気急上昇中だった影響もあり、本作でシングル・アルバム通じて初のオリコンチャート1位を獲得し、最終的には80万枚のセールスを記録した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BEAT out!」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Beat Out! 」があります。 スポンサード リンク
|